■こたえたひと:川端学芸員(1999/08/03, 発言番号:191)
Re[1]: 淡路島産のアンモナイトについての質問
キーワード:アンモナイト
ギャラリーの「和泉層群の化石」のコーナーに展示しているお問い合わせのアンモナイトは、大阪市立自然史博物館の登録番号 MI-2192 ノストセラス(Nostoceras cf. hetonaiense)、採集年月日:1983.3.7、採集地:洲本市千草、となっています。
採集者は、元大阪市立自然史博物館学芸員(現徳島県立博物館)なので、問い合わせてみたところ、次のような情報が得られました。
採集場所は洲本市東(大字千草字東?)から竹原に向かう農道沿いのガケで、地形図で見ると、東の集落をはなれて人家がなくなってから約350mほど南に進んで、ゆるく左に曲がるコーナーの少し手前の右側のガケになっています。「農道脇の小さな露頭で、ボロボロになった泥岩の中に小さなノジュール状に化石が入っていた記憶があります。だいぶ昔のことなので、現状がどうなっているかは知りません。」ということでした。
千草からすぐ近くの由良町内田の採石場は,アンモナイト(Nostoceras hetonaiense)の産地として有名な場所です。
参考になる本については、「1999/06/02 高槻市の匿名希望さんからの質問」を参照してください。