自然史博物館によせられた質問(質問番号:83)

■質問したひと:兵庫県西宮市の谷川智康さん(1999/08/03, 発言番号:190)
淡路島産のアンモナイトについての質問
キーワード:アンモナイトの化石
 貴館の展示に付いて、お問い合わせさせていただきます。第2展示室17にあるアンモナイトの化石のうち洲本市千草産のものがありますが、さらに詳しく産地がどこであるかを教えて頂くことはできませんでしょうか? 洲本市千草は私の故郷であり、大変驚き、興味を持った次第です。
 また、淡路島は南部でアンモナイトの化石が出るようですが具体的な情報が得られる書物、Webページなどありましたら御紹介いただけませんでしょうか?
 よろしくお願い致します。

■こたえたひと:川端学芸員(1999/08/03, 発言番号:191)
Re[1]: 淡路島産のアンモナイトについての質問
キーワード:アンモナイト
 ギャラリーの「和泉層群の化石」のコーナーに展示しているお問い合わせのアンモナイトは、大阪市立自然史博物館の登録番号 MI-2192 ノストセラス(Nostoceras cf. hetonaiense)、採集年月日:1983.3.7、採集地:洲本市千草、となっています。
 採集者は、元大阪市立自然史博物館学芸員(現徳島県立博物館)なので、問い合わせてみたところ、次のような情報が得られました。
 採集場所は洲本市東(大字千草字東?)から竹原に向かう農道沿いのガケで、地形図で見ると、東の集落をはなれて人家がなくなってから約350mほど南に進んで、ゆるく左に曲がるコーナーの少し手前の右側のガケになっています。「農道脇の小さな露頭で、ボロボロになった泥岩の中に小さなノジュール状に化石が入っていた記憶があります。だいぶ昔のことなので、現状がどうなっているかは知りません。」ということでした。
 千草からすぐ近くの由良町内田の採石場は,アンモナイト(Nostoceras hetonaiense)の産地として有名な場所です。
 参考になる本については、「1999/06/02 高槻市の匿名希望さんからの質問」を参照してください。

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淡路島産のアンモナイトについての質問(1999/08/03, No:190)
Re[1]: 淡路島産のアンモナイトについての質問(1999/08/03, No:191)