自然史博物館によせられた質問(質問番号:405)

■質問したひと:東京都調布市のスグルさん(2004/10/07, 発言番号:868)
クワガタムシとハサミムシのハサミについての質問
キーワード:頭部、腹部、昆虫
 なぜクワガタのハサミは頭側にあり、ハサミムシのハサミはお尻側にあるのか、その理由と、それぞれの用途を教えてください。

■こたえたひと:昆虫研究室の初宿学芸員(2004/10/15, 発言番号:869)
Re[1]: クワガタムシとハサミムシのハサミについての質問
キーワード:大顎、尾角
 これらのハサミは、一見、似たような形をしていますが、由来はまったく違っています。
 クワガタムシは「大あご」が大きくなったものです。カマキリを観察すると、口に1対の大きなキバがありますが、これが大あごです。主にはオス同士や、他の種類とのけんかに使われます。
 ハサミムシは腹部の末端にある突起物の「尾角(びかく)」(これもカマキリでみると、1対のヒゲのようなものがついています)が発達したものです。攻撃や防御のほか、求愛行動などにも使われています。

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クワガタムシとハサミムシのハサミについての質問(2004/10/07, No:868)
Re[1]: クワガタムシとハサミムシのハサミについての質問(2004/10/15, No:869)