自然史博物館によせられた質問(質問番号:392)

■質問したひと:枚方市のよっちゃん(小学1年生)(2004/08/24, 発言番号:840)
アサガオの花の色についての質問
キーワード:花、変色
 ぼくは、なつやすみにあさがおのはなをかんさつしています。はなが、136こもさきました。あさがおのはなのいろは、あさ、さいたときは、こいあおいろですが、おひるをすぎるとだんだんあかむらさきになるのはどうしてですか。おいているところは、あかるいにわです。まいにちたくさんはながさくのをみて、ふしぎにおもいました。おかあさんと本でさがしてみましたが、みつかりませんでした。おしえてください。

■こたえたひと:内貴学芸員(2004/08/25, 発言番号:841)
Re[1]: アサガオの花の色についての質問
キーワード:pH、酸性、アルカリ性
 液胞に存在するアントシアニン(咲いているときは青色)が、液胞のpH変化(酸性側に傾く)ことによって、分子構造の変化が起こり、赤っぽく変色します。花が萎れるのは植物ホルモンのエチレンが発生するためで、エチレンの発生を阻害すれば20時間程度咲いた、という実験もあります。
 もう少しかんたんに書くと、アサガオの花はしおれるときに酸性になります。このとき青い色は赤っぽく変わります。咲きたての花びらを酢につけけてみれば、酸性になると花が赤っぽくかわることがわかりますので、ためしてみてください。

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アサガオの花の色についての質問(2004/08/24, No:840)
Re[1]: アサガオの花の色についての質問(2004/08/25, No:841)